チュートリアルのご案内
- チュートリアルA-1~10は学術大会参加が必須となります。参加登録をした上で各チュートリアルに参加申込ください。
- チュートリアルBについては、学術大会参加は必須ではありません。詳細はチュートリアルBのページをご確認ください。
- 医療情報技師ポイント付与ご希望の方は、各チュートリアルの事前参加申込をしてください。
- チュートリアルA-1
- チュートリアルA-2
- チュートリアルA-3
- チュートリアルA-4
- チュートリアルA-5
- チュートリアルA-6
- チュートリアルA-7
- チュートリアルA-8
- チュートリアルA-9
- チュートリアルA-10
- チュートリアルB
チュートリアルA-1
開催日時 | 2024年11月21日(木) 10時00分~12時00分 ※受付開始9時30分 |
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開催会場 | C会場(福岡国際会議場4階 411+412) ※シアター形式 |
オーガナイザー | 松本 武浩 |
主催団体 (オーガナイザー所属) |
日本医療情報学会 研修企画委員会 |
テーマ | GL対応を考慮したサイバーセキュリティ対策・BCP対策の実際 |
座長 | 松本 武浩(長崎大学病院 医療情報部) 鳥飼 幸太(群馬大学医学部附属病院 医療情報部) |
演者 | 山下 芳範(福井大学医学部附属病院 医療情報部) 田木 真和(徳島大学病院 医療情報部) |
参加申込方法 | 事前登録 |
事前参加申込URL | 後日掲載 |
参加費 | 無料 |
医療情報技師ポイント | 有(1ポイント) |
概要 | 医療情報システムに対するサイバーセキュリティ対策は、医療情報システム安全管理ガイドライン6.0にて義務化され、バックアップの整備・セキュリティ点検・体制の確立・定期的な訓練などが必要となった。本年度はいよいよ、その具体化が必要とされており多くの医療機関が対応しつつある。この中でもランサムウエア感染事故後、被害にあった病院からの詳細な報告とともに、実際に生じた事象と対応が広く紹介され、その対策が具体化しつつあるが、費用対効果の高い感染対策や監視方法、最適なバックアップ方法やできる限り早期の復旧手法に関しても未だ十分なコンセンサスは得られていない。本チュートリアルでは、これまでの様々な情報やベンダー側、病院側の対応から現実的な対応について検討した結果を紹介し、今後のサイバーセキュリティ対策とともにIT-BCPとして重要インフラとしての対応の方向性についてあらゆる医療機関の対応に役立てることを企図する。 |
チュートリアルA-2
開催日時 | 2024年11月21日(木) 10時00分~12時00分 ※受付開始9時30分 |
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開催会場 | D会場(福岡国際会議場4階 413+414) ※シアター形式 |
オーガナイザー | 檀原 一之 |
主催団体 (オーガナイザー所属) |
日本HL7協会 |
テーマ | 初学者向けFHIR入門 |
座長 | 檀原 一之(日本HL7協会情報教育委員会委員長) |
演者 | 木村 通男(日本HL7協会会長) 檀原 一之(日本HL7協会情報教育委員会委員長) |
参加申込方法 | 事前登録 |
事前参加申込URL | 現地開催(セミナー会場)をお申込みの場合: https://www.hl7.jp/seminar_entry/00244(10/21から有効) Web配信をお申込みの場合: https://www.hl7.jp/seminar_entry/00245(10/21から有効) |
参加費 | 無料 |
医療情報技師ポイント | 有(1ポイント) |
概要 | HL7は2019年1月に、FHIRの最初の正式バージョンR4をリリースしました。FHIRは、医療アプリケーション間で情報を交換するための、一貫性のある実装が容易なメカニズムを提供することを目指しています。HL7のV2、V3とRIM、およびCDAの定義および実装を通じて得た教訓、成功を基に、さらなる標準として開発されました。FHIRは、米国のMeaningful Use Stage3でドキュメント交換のための標準として採用され、2019年の1月の米国ISA(Interoperability Standards Advisory、ONC)に採用されています。 直近では、2023年3月に、FHIRの最新バージョンR5をリリースしました。 日本では、2025年4月に電子カルテ情報共有サービスが開始予定で、ここで取り扱う3文書6情報は、 FHIRに準拠しています。 本セミナーでは、HL7 FHIRの背景、初学者向けFHIR入門、HL7 FHIR DevDaysを紹介していただきます。 ■プログラム 1. HL7 FHIRの背景 日本HL7協会会長 川崎医療福祉大学特任教授 木村 通男 【概要】 HL7協会の最新の活動状況、最新のFHIRに関する国内外の動向について解説します。 2. 初学者向けFHIR入門 日本HL7協会 情報教育委員会委員長 檀原 一之 【概要】 初学者を対象としてFHIRの解説を行います。 3. HL7 FHIR DevDaysのご紹介 日本HL7協会 情報教育委員会委員長 檀原 一之 【概要】 2024年6月に、ミネアポリスで第14回 HL7 FHIR DevDays(世界最大のFHIRのイベント)が開催されましたので、ご紹介いたします。 |
チュートリアルA-3
開催日時 | 2024年11月21日(木) 10時00分~12時00分 ※受付開始9時30分 |
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開催会場 | F会場(福岡国際会議場5階 502+503) ※シアター形式 |
オーガナイザー | 小林 慎治 |
主催団体 (オーガナイザー所属) |
特定非営利活動法人日本openEHR協会 |
テーマ | openEHR/ISO13606入門 |
座長 | 木村 映善(愛媛大学) 小林 慎治(特定非営利活動法人日本openEHR協会) |
演者 | 小林 慎治(特定非営利活動法人日本openEHR協会) |
参加申込方法 | 事前登録 |
事前参加申込URL | https://openehr.connpass.com/ |
参加費 | 無料 |
医療情報技師ポイント | 無 |
概要 | ISO 13606規格とその開発母体であるopenEHR仕様は高い柔軟性を持ち、豊富な臨床概念モデルを提示しデータの標準化を推進している。 このチュートリアルでは、まず、HL7 FHIRやCDAにも影響を与えたopenEHRの概念モデル設計について解説する。次にその実装事例としてEHRbaseとその応用をについて紹介する。最期に、モデル駆動型開発の実例として、openEHRの実装について解説を行う。 |
チュートリアルA-4
開催日時 | 2024年11月21日(木) 13時40分~15時40分 ※受付開始13時10分 |
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開催会場 | B会場(福岡国際会議場4階 409+410) ※シアター形式 |
オーガナイザー | 安藤 裕 |
主催団体 (オーガナイザー所属) |
一般社団法人日本IHE協会 |
テーマ | IHEチュートリアル「ここまで進んだIHE - IHE UPDATE 2024 -」 |
座長 | 安藤 裕(日本IHE協会・埼玉メディカルセンター) 石井 尚実(日本IHE協会) |
演者 | 安藤 裕(日本IHE協会・埼玉メディカルセンター) 細羽 実(日本IHE協会) 関昌 佳(日本IHE協会) 石井 尚実(日本IHE協会) 塩川 康成(日本IHE協会) 島西 聡(日本IHE協会) |
参加申込方法 | 当日・事前登録 |
事前参加申込URL | https://ihe-j.sakura.ne.jp/event-info/modules/eguide/event.php?eid=104 |
参加費 | 無料 |
医療情報技師ポイント | 有(1ポイント) |
概要 | 医療情報システムの守備範囲が拡大し、複数のベンダが提供するシステムが稼動するマルチベンダ化が進んでいます。Integrating the Healthcare Enterprise(IHE)は、このような環境で発生する諸問題を解決するために1999年に北米で誕生し、日本では2001年にIHE-Japanが設立され活動しています。IHEは、病院情報システム(HIS)、放射線部門システム(RIS)、医用画像管理システム(PACS)、検査部門システム(LIS)などの医療情報システムの相互運用性(情報の連携・活用)を推進する統合化プロジェクトです。近年では、地域連携システムの実現に役立つ仕組みや、ベッドサイドや手術室などに導入する情報システム、モバイル端末での医療情報の取り扱いなど、対象範囲が広がっています。日本では、医用画像の媒体経由の交換方法、地域医療連携における情報連携基盤技術仕様など4つの統合プロファイルが、医療情報標準化推進協議会(HELICS協議会)の指針となり、さらに厚労省標準規格として採択されています。本チュートリアルでは、IHEの概要をやさしく解説した後、注目されているIHE統合プロファイル(業務シナリオ)および最新の動向について解説します。 1. IHE活動の概要とVision 2. ITI領域のFHIR関連プロファイル 3. 医療DXへのIHE-Jの動向 4. 臨床検査・病理・臨床細胞分野の動向 5. コネクタソンシール 6. IHE認定技術者の役割とその試験 医療情報システムの利用者だけでなく、システムを販売するメーカーの営業や業務担当の方を対象として、講演を行います。 |
チュートリアルA-5
開催日時 | 2024年11月21日(木) 13時40分~15時10分 ※受付開始13時10分 |
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開催会場 | C会場(福岡国際会議場4階 411+412) ※シアター形式 |
オーガナイザー | 植村 康一 |
主催団体 (オーガナイザー所属) |
GS1ヘルスケアジャパン協議会 |
テーマ | いがいと簡単なGS1バーコードの利用 ―どうすれば医療現場で有効活用できるのか― |
座長 | 折井 孝男(東京医療保健大学大学院) |
演者 | 稲場 彩紀(GS1ヘルスケアジャパン協議会) 高井 弘光(GS1ヘルスケアジャパン協議会) 渡邉 研人(JCHO東京山手メディカルセンター) |
参加申込方法 | 当日登録 |
事前参加申込URL | |
参加費 | 無料 |
医療情報技師ポイント | 有(1ポイント) |
概要 | 医療の安全性向上のため、医療用医薬品や医療機器にはGS1バーコードが表示されている。2019年の薬機法改正では、販売包装への表示が法的に義務化された。このGS1バーコードは国際的に標準化されたバーコードであり、国内では医療現場での利用を考慮して、医薬品ではアンプルやバイアルにまで表示が進められ、医療機器においても個包装や機器本体にも拡大されている。医療製品の取り違い事故の防止やトレーサビリティのためにはGS1バーコード利用は欠かせない。しかし、このように表示が進んでいるにもかかわらず、医療現場でのGS1バーコード活用は十分であるとはいえない。そのため、GS1バーコードを読んでいれば防げたと思われる医療事故が起こっているのが実情である。 GS1バーコードを利用するためには、多大なシステム変更や著しい手間の増加が必要と思われることもある。しかし、GS1バーコードの仕組みをきちんと理解すれば、いがいと簡単に導入できる部分も多く、安全性向上とともに業務効率化が大いに進む。 本チュートリアルでは、GS1バーコードに関する基本的な内容や、読み取り機器やシステム等バーコードを利用するために必要な要素に関する解説に加えて、特に医療材料のGS1バーコードについて、医療現場で活用することによるメリットや課題、導入の考え方について現場目線で紹介する。 すでにバーコードを利用している、あるいは導入を考えている医療機関の方はもとより、医療安全に強い意識を持つ方々の参加と議論を期待する。 |
チュートリアルA-6
開催日時 | 2024年11月21日(木) 13時40分~15時40分 ※受付開始13時10分 |
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開催会場 | D会場(福岡国際会議場4階 413+414) ※シアター形式 |
オーガナイザー | 竹之内 喜代輝 |
主催団体 (オーガナイザー所属) |
SS-MIX 普及推進コンソーシアム |
テーマ | SS-MIX2 初級編 |
座長 | 竹之内 喜代輝(SS-MIX 普及推進コンソーシアム) |
演者 | 木村 通男(川崎医療福祉大学) 竹之内 喜代輝(SS-MIX 普及推進コンソーシアム) 山下 貴範(九州大学病院) |
参加申込方法 | 事前登録 |
事前参加申込URL | eri6ellen-cons@ss-mix.org |
参加費 | 無料 |
医療情報技師ポイント | 有(1ポイント) |
概要 | SS-MIX2は、その基盤となった「静岡県版電子カルテ」が平成18年に開始されてから、今年で18年目にあたります。今年3月に実施した調査によれば、SS-MIX2ストレージにデータが出力されている病院は1,223施設、診療所は281施設、薬局は208施設、介護施設・その他は10施設で、合計1,722施設でした。 SS-MIX2 ストレージの普及は急速に進んでおり、そのデータを利活用することが急務となっていると考えられます。そこで、今回のチュートリアルでは従来のSS-MIX2の技術的な基礎の解説に加えて、医療施設の先生方より実際の利活用ついてのご発表をお願いすることと致しました。木村通男先生には、SS-MIX 普及推進コンソーシアムが毎年3月末に実施しているSS-MIX普及調査の今年の最新の結果についてご講演いただきます。竹之内喜代輝先生には、初心者向けにSS-MIX2の基礎といくつかの応用事例についてご講演いただきます。山下貴範先生には、SS-MIX2の利活用事例とデータ品質管理についてご講演いただく予定です。 1.「SS-MIX2の最新の普及状況(調査結果)について」 木村 通男 先生 川崎医療福祉大学 2.「SS-MIX2 初級編」 竹之内 喜代輝 先生 SS-MIX 普及推進コンソーシアム事務局 3.「SS-MIX2の利活用事例とデータ品質管理」 山下 貴範 先生 九州大学病院 今後、SS-MIX2 ストレージをどのように利活用したらよいかご検討いただいている医療施設の方々に、是非、ご参加いただきたいと考えております。SS-MIX 普及推進コンソーシアムのホームページの「インフォメーション」の申し込み方法を参照してメールにてお申し込み下さい。 |
備考 | 大会参加者のみ参加可能です。 現地参加のみです。 |
チュートリアルA-7
開催日時 | 2024年11月21日(木) 13時40分~15時10分 ※受付開始13時10分 |
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開催会場 | F会場(福岡国際会議場5階 502+503) ※シアター形式 |
オーガナイザー | 岡田 美保子 |
主催団体 (オーガナイザー所属) |
一般社団法人医療データ活用基盤整備機構 JLACセンター |
テーマ | 臨床検査項目分類コードJLAC – 医療機関における活用のために |
座長 | 廉 東天(JLACセンター) |
演者 | 廉 東天(JLACセンター) 山田 修(岡崎市民病院) 堀田 多恵子(九州大学病院) |
参加申込方法 | 事前登録 |
事前参加申込URL | https://www.idial.or.jp/jlac_center.html(採択後に公開予定) |
参加費 | 無料 |
医療情報技師ポイント | 有(1ポイント) |
概要 | 医療DX政策の推進においては、電子カルテ情報共有サービスをはじめ医療機関に直接関係する各種医療情報標準について具体策が検討されてきた。厚生労働省「電子カルテ情報共有サービスにおける運用について」(厚生労働省第20回健康・医療・介護情報利活用検討会医療等情報利活用ワーキンググループ(2024(令和6)年1月24日))においては、「医療機関で採用するコード」として、傷病名は「ICD10対応標準病名マスター」、薬剤禁忌、処方では「YJコード」、アレルギーでは「J-FAGYコード」とされ、検査、感染症では「臨床検査項目基本コードセット内 JLAC10もしくはJLAC11」と整理されている。臨床検査データの利活用のために、各医療機関では臨床検査項目の標準であるJLACコードへの対応付けが求められる。 JLACコードの普及促進にあたり、JLACセンターが令和5年11月に発足し、令和6年4月から付番(臨床検査項目にJLACのコードを付けること)をはじめ、医療機関への支援、問合せ対応など、本格活動が始まっている。本チュートリアルでは、JLACコードの医療機関における活用のために、JLACセンターの活動、役割、目指す方向について最初に講演し、続いて、JLAC10とJLAC11について、わかり易い解説をいただく。さらに、医療機関への導入にあたり、どのように進めればよいか、具体的、実践的な解説をいただく。JLACに係るご関係者には、ぜひともご参加いただきたい。 プログラム 1. 医療DXを支えるJLACコード - JLACセンターの取り組み 康 東天(JLACセンター) 2. JLAC(臨床検査項目分類コード)入門 山田 修(岡崎市民病院) 3. 「誰でもわかる!電子カルテ情報共有サービスにおけるJLAC10/ 11採番」 堀田 多恵子(九州大学病院) |
チュートリアルA-8
開催日時 | 2024年11月21日(木) 16時00分~17時30分 ※受付開始15時30分 |
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開催会場 | B会場(福岡国際会議場4階 409+410) ※シアター形式 |
オーガナイザー | 本多 正幸 |
主催団体 (オーガナイザー所属) |
SDMコンソーシアム |
テーマ | 二次利用システムにおける共通データモデルと、二次利用システムの導入効果 |
座長 | 本多 正幸(千葉大学) 近藤 博史(医療法人協和会協立記念病院) |
演者 | 鈴木 英夫(SDMコンソーシアム) 高田 克久(株式会社ジャストシステム) 正角 暢一(IQVIAソリューションズジャパン) 宮田 知明(メディカル・データ・ビジョン) 橋本 真吾(株式会社医用工学研究所) |
参加申込方法 | 当日登録 |
事前参加申込URL | |
参加費 | 無料 |
医療情報技師ポイント | 無 |
概要 | 電子カルテや医事システム、部門システムなどの医療情報システム上で、入力、蓄積されたデータは、同じ患者の診療のために過去歴を参照する、いわゆる一次利用以外に、経営や業務改善、医療安全、病院評価、研究、教育など、さまざまな目的で二次的に利用されている。しかし、それぞれの医療情報システム内に保存されたデータを、そのまま二次利用するには、高度な医療情報処理の知識を持った人材を確保するか、二次利用に特化したソフトウエアを導入するなど、相当なコストを負担する必要がある。これらのことが、二次利用の普及における阻害要因となっている。一方、二次利用ソフトウエアの開発においては、共通の前処理として、医療情報システムから二次利用に必要なデータを抽出し、患者横断的に検索可能な形式に変換して保存する処理(ETL)を開発する必要があり、抽出元である各医療情報システムの異なるデータ構造に対応したETLソフトウエアの開発費が、二次利用製品のコストに負荷される。つまり、ETL部分および二次利用システムのための汎用的な共通モデルを利用することができれば、二次利用ソフトウエアのコストを削減することが可能となる。そこで我々は、二次利用のための共通データモデルSDMを開発した。また、医療情報システム関連のソフトウエアを提供している各社が、自社で開発した二次利用製品を医療機関に導入し、二次利用市場の活性化を目指しているが、各社とも抽出データの品質確保に関しての課題を有しているのが現状である。 本チュートリアルでは、共通データモデルの概要とメリットおよび二次利用システムを提供している、株式会社ジャストシステム、IQVIAソリューションズジャパン、メディカル・データ・ビジョン(MDV)株式会社、株式会社医用工学研究所の各社に、それぞれの製品の位置付け、製品の特徴、ユーザーの評価、および共通データモデルに関して発表してもらう。さらに、二次利用に取り組まれている、あるいは、二次利用の拡張を計画している医療機関にとって、共通データモデルおよび二次利用製品の導入における投資対効果を理解してもらうことを目的としている。 |
チュートリアルA-9
開催日時 | 2024年11月21日(木) 16時00分~18時00分 ※受付開始15時30分 |
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開催会場 | C会場(福岡国際会議場4階 411+412) ※シアター形式 |
オーガナイザー | 江本 豊 |
主催団体 (オーガナイザー所属) |
一般社団法人医療情報標準化推進協議会 |
テーマ | HELICSチュートリアル(最新指針の解説および医療DX関係の政策動向) |
座長 | 江本 豊(公益法人日本医学放射線学会) |
演者 | 木村 通男(日本IHE協会) 宮崎 真理子(一般社団法人日本透析医学会) 折井 孝男(医薬品情報標準推進協議会) 遠藤 明史(厚生労働省医政局参事官(特定医薬品開発支援・医療情報担当)付 医療情報室 室長補佐) |
参加申込方法 | 当日登録 |
事前参加申込URL | |
参加費 | 無料 |
医療情報技師ポイント | 有(1ポイント) |
概要 | 本チュートリアルでは、第1部として、2023年度にHELICS標準化指針に申請のあった3件につき、各申請団体よりご紹介いただきます。第2部は厚生労働省から医療DX推進の視点から医療情報の標準化に関する政策動向をご紹介いただきます。 第1部:最新指針の解説 (1)トークンを用いたクラウド型情報交換技術仕様[日本IHE協会] 本技術仕様を利用すると、事業者が中心となる設備を用意し、各施設がそれぞれ利用者の形で参加することによりゆるやかなコミュニティを形成して、シンプルな形で医療情報の交換システムを構築することが可能になります。トークンを用いることで誤送信を防止し、システム設計が簡単になります。受領側の施設では実データを取得し施設内のシステムに格納することができます。 (2)透析情報標準HL7 FHIR記述仕様[日本透析医学会] 透析医療は繰返しを特徴とし、患者は合併症が多く日常診療においても転院先施設への透析情報の提供が求められますが、提供すべき透析情報の標準化はなされていません。そこで、医師等による災害等における透析情報の把握と迅速な透析医療の提供を可能とするため、透析情報標準HL7 FHIR記述仕様を策定しました。 (3)個別医薬品コード(YJコード)リスト[医薬品情報標準化推進協議会、(一社)くすりの適正使用協議会] 個別医薬品コード(YJコード)は、薬価基準における統一名収載品に対しても個々の医薬品ごとにコードを付しており、医薬品個々の識別が可能です。このような特性から医療機関のシステムではローカルコードとYJコードが併せて登録されることが多くあります。臨床研究等の複数施設にわたるリアルワールドデータの活用、医療DXにおいては、標準となる医薬品識別コードが不可欠で、医療機関の医薬品マスターに通常含まれるYJコードを医薬品識別の標準コードとして指針化しました。 第2部:厚生労働省の医療DX関係の政策動向の解説 医療DX関係の最新の政策動向について解説していただきます。 |
チュートリアルA-10
開催日時 | 2024年11月21日(木) 16時00分~18時00分 ※受付開始15時30分 |
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開催会場 | D会場(福岡国際会議場4階 413+414) ※シアター形式 |
オーガナイザー | 花田 英輔 |
主催団体 (オーガナイザー所属) |
佐賀大学理工学部数理・情報部門 |
テーマ | 医療機関における無線通信環境確保にむけたガイドライン |
座長 | 中村 太志(熊本大学) 花田 英輔(佐賀大学) |
演者 | 栗原 史誠(総務省九州総合通信局) 花田 英輔(佐賀大学) 遠藤 哲夫(大成建設) 中村 太志(熊本大学) 石田 開(湘南工科大学) |
参加申込方法 | 当日登録 |
事前参加申込URL | |
参加費 | 無料 |
医療情報技師ポイント | 有(1ポイント) |
概要 | 今や、医療機関や老人健康施設、さらには在宅医療においてもICT化が進み、 特に無線通信はその基盤として確実に導入が進んでいる。しかし運用上のトラブルは後を絶たない。業務用無線通信にトラブルが生じると、患者のバイタルサインの異常検知遅れ、ベッドサイドからサーバへのアクセス(患者情報の参照及び入力)不可など、患者安全と労働効率に対する脅威となりえる。また、患者向け無線LANの整備要求が高まっていると共に、不正侵入などセキュリティに関する事案も多くみられる。 電波環境協議会(Electro-Magnetic Compatibility Conference、EMCC)は総務省と協力し、令和3年7月に「医療機関において安心・安全に電波を利用するための手引き」(以下、「手引き」)の改定版を発行した。この手引きは、医用テレメータ、無線LAN、携帯電話を中心として、安全な導入と運用のための情報と、病院側に求められる管理体制についてまとめている。また、改定版では無線LANについてはテザリングの取り扱い、携帯電話関連では5Gへの対応、院内PHSの今後の方向性などが追加されている。一方、日本建築学会はEMCCと協力して「医療機関における電波利用機器に配慮した建築ガイドライン・同解説-医用テレメータ編-」を令和3年9月に発刊した。このガイドラインは医用テレメータ設置にかかる計画・導入・運用における注意点をまとめている。この内容は無線LANの計画・導入・運用においても準用できる。 本セッションは、これら手引きとガイドラインの内容を紹介し普及を図るべく、総務省九州総合通信局と共同でシンポジウムを開催するものである。これらの内容紹介と共に、九州地域においてこれらに関する情報提供、課題解決に向けて医療機関、関係団体、行政で連携して取り組む体制(九州地域の医療機関における電波利用推進協議会)とその活動の紹介、臨床の現場や教育の現場からの要望及び事例紹介を予定する。本シンポジウムを通して、無線通信にかかる問題点と安心・安全な運用方法とその事例が周知され、患者安全と作業効率の向上が図られることを望むと共に、今後起こり得る問題についても議論する。 |
チュートリアルB
開催日時 | 2024年11月21日(木) 10時00分~12時00分 ※受付開始9時30分 |
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開催会場 | B会場(福岡国際会議場4階 409+410) ※シアター形式 |
オーガナイザー | 土屋 喬義 |
主催団体 (オーガナイザー所属) |
一般社団法人日本Mテクノロジー学会 |
テーマ | IPCI と Python で chatGPT にアクセスして電子処方箋データを操作しよう! |
座長 | 土屋 喬義(土屋小児病院) 鈴木 隆弘(千葉大学医学部附属病院企画情報部) |
演者 | 山ノ内 祥訓(熊本大学病院 総合臨床研究部) 鳥飼 幸太(群馬大学医学部附属病院システム統合センター) 土井 俊祐(千葉大学医学部附属病院企画情報部) |
参加申込方法 | 事前登録 |
事前参加申込URL | https://forms.gle/qvGmfvSPKkcMHJGG7 |
参加費 | 有料(2,000円、日本Mテクノロジー学会員は無料) |
医療情報技師ポイント | 有(1ポイント) |
概要 | 令和6年における診療報酬改定で新設された医療DX体制推進加算にはじまる医療情報の中核的技術としてHL7 FHIRフォーマットによる情報運用ならびに電子処方箋、3文書6情報(3文書:診療情報提供書、退院時サマリー、健康診断結果報告書。6情報:傷病名、アレルギー情報、感染症情報、薬剤禁忌情報、検査情報、処方情報)が流通する。これにより、レセプト情報のみでの情報運用と比較して活用の幅が格段に広がることが期待される。医療情報端末とFHIRサーバはWeb技術の一つであるRESTを用いて通信を行うことから、本チュートリアルではREST通信を含む医療Webサーバコンセプト(仮想マシン)であるIPCI(In-Process Clinical Intelligence)を用い、Pythonを利用してFHIRサーバへアクセスし、Node-REDでデータ処理する方法をハンズオン形式にて行う。併せて、Mテクノロジー学会はAPIを介して複数のサービスを結合する技能の習得を重視し、chatGPTをAPI経由で操作し、FHIRデータの生成や加工についての初歩的な方法について習得することを目的としたハンズオンを行う。本チュートリアルでは仮想マシンのダウンロード、chatGPTのAPIキー取得、ノートPC持参などの事前準備が準備が必要である。 |